EC担当者の分析スキル|GA4とExcelの経験を職務経歴書に書く
EC担当者が分析経験を職務経歴書で伝えるために、GA4・Excel・CSVでの集計、数字の解釈、改善判断を分けて整理します。
ECキャリアノート編集部 更新 2026-09-20
EC転職でGA4やExcelの経験を伝えるときは、ツール名を並べるだけでは十分ではありません。重要なのは、数字を集めるだけで終わらず、課題を見つけ、改善の判断に使ったことです。
EC担当者にとっての分析は、レポートを作る仕事だけではありません。売上という最終目標を、アクセス、購入率、客単価、リピート率などに分け、どこに改善の余地があるかを考える仕事です。
分析スキルは「集計・解釈・改善」に分ける
職務経歴書や面接では、分析経験を三つに分けると伝わりやすくなります。
- 集計:GA4、Excel、CSVなどを使い、必要な数字を確認した
- 解釈:数字の変化から、どこに課題や伸びしろがあるかを考えた
- 改善:ページ、広告、販促、配信など、次の施策を決めて検証した
たとえば、アクセス数だけを見るのではなく、商品ページの離脱率、クリック率、購入率を組み合わせて確認した経験は、集客から購入までを考えた経験になります。
ECで確認しやすい基本指標
すべての指標を追う必要はありません。担当業務に合わせて、次のような数字を選びます。
- 流入:どの経路、キーワード、広告から訪問があるか
- 反応:広告やサムネイルがどれだけクリックされているか
- 行動:商品ページの離脱、回遊、カートへの遷移に変化があるか
- 購入:購入率、客単価、商品別の売上や利益に変化があるか
- 継続:リピート率、購入頻度、継続期間に変化があるか
数字が動いた理由を一つに決めつけないことも大切です。季節、在庫、商品価格、広告費、競合の動きなど、施策以外の要因も確認します。
分析から改善までの伝え方
応募先へ伝えるときは、次の順序で整理します。
- 目的:何を改善したいと考えたか
- 確認:どの数字や顧客の声を見たか
- 仮説:なぜその部分に課題があると考えたか
- 施策:ページ、広告、訴求、配信など、何を変えたか
- 検証:いつ、どの指標で結果を確認したか
- 次の判断:継続、見直し、横展開のどれを選んだか
たとえば、購入率が低い商品ページでは、最初に伝える訴求、画像、説明の順序を見直し、ファーストビューでの離脱や購入率の変化を確認します。結果に応じて、成功した訴求を他の商品へ広げるか、別の仮説を試すかを判断します。
このように書くと、「GA4を見られる」「Excelを使える」よりも、数字を使って事業を改善できる人材として伝わります。
Excel・CSVの経験は、作業より判断を伝える
ExcelやCSVで集計した経験がある場合も、関数名をたくさん書く必要はありません。どの情報をまとめ、何を比較し、どの判断に使ったかを優先します。
- 商品別の売上や利益を比較し、優先する商品を選んだ
- 広告費を含めた利益を確認し、販促の配分を考えた
- 購入頻度やリピート率を確認し、配信やCRM施策を見直した
- 週次の数字を見て、施策を継続するか修正するかを決めた
データチームや他の担当者に集計を依頼していた場合も、依頼内容を決め、結果を受けて施策を判断したなら、その役割は伝えられます。自分で行った作業と、チームで分担した作業を区別して書きましょう。
AIを分析に使うときの注意点
AIは、集計の補助、数値の傾向整理、仮説出しに役立つことがあります。ただし、AIの出力をそのまま結論にするのではなく、元データや事業の状況と照らし合わせる必要があります。
転職では、AIを使ったことだけではなく、何を任せ、どの判断を自分で行ったかを説明できるとよいでしょう。数字の背景を読み、顧客や利益にとって何を優先するかを決める力は、EC・Webマーケティングの仕事で重要です。
未経験のツールは、無理に経験者として書かない
求人票に見慣れない分析ツールが書かれていても、使ったことがないものを経験者のように書く必要はありません。代わりに、これまで使ったツールと、数字を見て改善した経験を正確に伝えます。
たとえば「GA4で高度な設定をした」と言えない場合でも、「アクセスとページの反応を確認し、施策の検証に使った」と言えるなら、経験の範囲を正しく示せます。新しいツールを学ぶ姿勢と、分析の考え方を持っていることを伝えましょう。
次の一歩
直近の改善案件を一つ選び、見た指標、気づいた課題、実行した施策、結果の確認方法を四行で書き出してみてください。スキル全体を整理する際は、EC担当者に必要なスキル|転職で示せる経験の棚卸し表を参考にできます。
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